【 民事訴訟(本人訴訟)参考資料 】
(2006年6月28日更新)
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本ページでは、本人訴訟にあたって参考とし、かつ役に立った書籍及びインターネットサイトについて、簡単な解説をつけています。
お役立ち度は☆の数(最大5つ)で示しました。あくまで私の訴訟にとってのお役立ち度ですが、ご参考まで。
情報から主張を構築するだけでなく、実際に傍聴を行うことで裁判の進行や弁護士のテクニックを体験する必要があることもお忘れなく。
インデックス |書籍|インターネットサイト|
1 『訴訟は本人で出来る 改訂新版』 ☆☆☆☆☆ 石原豊昭 石原輝 平井二郎著 自由国民社 2005年7月10日 改訂新版第1刷 ISBN:4-426-23117-5 *本人訴訟の場合、少なくとも3度は熟読すべき必読書でしょう。内容もさることながら、文面も読みやすいです。この本で得た知識を基本として、必要な知識・情報を付け足してゆくのが良いかと思います。
2 『弁護士いらず 本人訴訟必勝マニュアル』 ☆☆☆☆ 三浦和義著 太田出版 2003年6月27日 第1刷 ISBN:4-87233-756-5 *実際に本人訴訟を行った本人がありのままを書いていますので、訴え提起から訴訟終了まで、本人訴訟のドキュメントとして大変参考になります。しかも勝っていますから。欲をいえば、三浦氏は書面を手書きで書いていますので(すごいです)、細かな書式等については別書籍を参考にしたほうが良いでしょう。
3 『アクチュアル 民事の訴訟』 ☆☆☆ 福永有利 井上治典著 有斐閣 2005年4月10日 初版第1刷 ISBN:4-641-13397-2 *実際の裁判(医療過誤裁判)をもとに、訴えの提起から判決までの流れを、当事者、弁護士、そして裁判所の立場で書いた小説風の民事訴訟解説ですので、民事訴訟全体の流れを把握しつつ、ポイントを掴むのには最適です。一通り民事訴訟の流れを理解した後で読むと、より理解が深まると思います。また、章ごとにポイントの解説があるのも、後で参照する際に役立ちます。
4 『書式 民事訴訟の実務 [全訂六版] – 訴え提起から訴訟終了までの書式と理論』 ☆☆☆ 大島明著 民事法研究会 平成18年3月15日 ISBN:4-89628-299-X *裁判書式例が豊富です。書式についてはこの本を参考にしました。最高裁モデルの書式が多く例示されています。ただ、索引が無いのはとても不便です…。
5 『有斐閣 法律用語辞典 第3版』 ☆☆☆ 法令用語研究会 編集執筆 有斐閣 2006年3月10日 第3版 ISBN:4-641-00025-5 *法律用語辞典は少なくとも1冊必要です。日常使用する日本語であっても、法律用語としての意味が把握できていないととんだ間違いをすることになりかねませんから、自分の主張したいことと同じ意味かどうか、少しでも疑問に思ったら調べましょう。
6 『医事訴訟入門 第2版』 ☆☆☆☆☆ 稲垣喬(いながきたかし)著 有斐閣 2006年4月30日 第2版第1刷 ISBN:4-641-13441-3 *医療が関係している場合に限りますが、どのような考え方で主張を構築するかがとてもわかりやすく書かれており、判例も豊富です。とても参考になりました。
7 『四訂版 民事訴訟法の解説』 ☆☆☆ 野村秀敏著 一橋出版 2005年9月20日 四訂版第1刷 ISBN:4-8348-3462-X *民事訴訟法の条文ごとにその解説がなされています。いきなりこれを読んでも本人訴訟はできませんが、1の本を熟読した後に読むと、細部の理解の助けになります。
8 『別冊ジュリスト 民事訴訟法判例百選(第三版)』 ☆☆☆ 伊藤眞・高橋宏志・高田裕成編 有斐閣 2003年12月20日発行 ISBN:4-641-11469-2 *民事訴訟手続きで直面する様々な問題について、判例とその解説がなされています。民事訴訟手続きの流れがある程度把握できたあとで、自分自身の訴訟において理解が必要と思われる項目を参照するとよいと思います。
9 『ジュリスト増刊 精神医療と心神喪失者等医療観察法』 ☆☆☆☆☆ 町野朔編 有斐閣 2004年3月31日発行 ISBN:4-641-11386-6 *お役立ち度が高いのは、そのまま今回の訴えの援用となる記事が載っていたためです。全体的な民事訴訟の流れを把握した後は、自分の主張の援用となる情報を貪欲に探し回りましょう。
10 『要件事実・事実認定入門(補訂版) 裁判官の判断の仕方を考える』 ☆☆☆ 伊藤滋夫著 有斐閣 平成17年4月10日 補訂版第1刷 ISBN:4-641-13421-9 *どちらかというと学問的な書籍ですが、裁判所がどのように事実認定を行うのかについて、その判断基準に関する考察がなされていますので、自分の主張が裁判所によって事実と認定されるかどうかの予測をしたり、見直したりする際に役に立ちます。
11 『法廷傍聴へ行こう [第四版]』 ☆☆ 井上薫著 法学書院 2005年10月10日 第四版第1刷 ISBN:4-587-03203-4 *本書には刑事・民事の傍聴の両方が書かれています。一通りの傍聴マナーが書かれていますので、しっかり覚えましょう。 *民事裁判の場合には、準備書面の内容を法廷で読んだりはしませんから、進め方がわかっていないと何が行われているのかわからない状態になってしまします。傍聴している裁判が何回目の期日なのか、証人尋問なのか、そういった、訴訟の進行上でどの位置の期日なのかを把握して傍聴しないと、実際の裁判に応用がききません。こういった点に注意して読むと役に立つと思います。
12 『民法I - 総則 [第2版補訂2版]』 ☆☆ 山田卓生・河内宏・安永正昭・松久三四彦著 有斐閣 2004年3月30日 第2版補訂2版第1刷 ISBN:4-641-15908-4 *民法の基本的な考え方を理解するのに役立ちます。余裕のある方は目を通してみるとよいと思います。
1 法令データ提供システム ☆☆☆☆ < http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgi > *全ての法令の条文が閲覧できます。必須リンクです。
2 裁判所 ☆☆☆☆☆ *「裁判例情報」をクリックすると、判例検索ができます。最近ホームページが統合されたようで、最高裁から下級歳までの判例がまとめて検索できます。文献などで引用されている判決の原文や、自らの訴訟に関連するキーワードから判例を検索し、積極的に自らの主張の援用としましょう。判例は裁判所の判断基準の宝庫です。判例を知らずして訴訟における主張の構築はできません。 *「規則集」->「民事事件関係」と進むと、民事訴訟規則(最高裁判所規則)のリンクが現れますので、必要な部分を一読しておくとよいでしょう。
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